最下位広島の貧打拙攻が露呈し、セ・リーグワーストタイ記録の4試合連続完封負けで4連敗を喫した。阪神の先発村上を相手に打線が抑えられ、36イニング連続無得点で、これは56年の36イニングと並び球団ワースト4位。リーグワースト記録でもある11年の50イニングにジワリジワリと迫ってきている。借金は今季最多の「3」に膨れ上がった。

先発した床田寛樹投手(29)は7回8安打1失点の好投も、見殺しとなった。5回1死二塁から近本に右翼線への適時打を浴び先制点を献上したが、その後は味方の援護を待ちマウンドに立ち続けた。打線は2回と5回に得点圏に走者を進めたが、あと1本が出なかった。

甲子園の泥沼からも抜け出せない。昨季5月20日の阪神戦からシーズンをまたいで8連敗で、これは1968年以来56年ぶりの屈辱だ。また、CSファイナルステージを含めれば11連敗と敵地で苦しい戦いが続いている。