阪神高橋遥人投手(29)が9連戦の初戦となる5日の敵地中日戦に先発し、独走優勝を加速させる。チームは今季の中日戦が唯一負け越しの5勝7敗で、バンテリンドームも2勝4敗。そんな鬼門突破への勢いづけを前回7月27日DeNA戦(甲子園)で317日ぶりの勝利を飾った左腕に託した。バンテリンドームでの先発は20年以来で、勝てばプロ1年目の18年以来2636日ぶり。優勝マジック34を一気に減らす9連戦にする。

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高橋がバンテリンドームで勝てば、プロ1年目の18年5月18日以来7年ぶりになる。伝え聞いた左腕は、驚きとともに決意を込めた。「(白星)付いていないですか? まじか! じゃあしっかり勝てるように。でもチームが勝てば一番なので、その確率を少しでも上げるピッチングができれば」。自分のことより、チームの勝利が一番。2636日ぶりの敵地での白星で、優勝への勢いを一気に加速させる意気込みだ。

鬼門突破への勢いづけを託された。チームは貯金22で2位巨人に12ゲーム差をつけて独走するが、中日戦は5勝7敗でリーグ唯一の負け越し。バンテリンドームでも3連戦3連敗を含む2勝4敗と相性が悪い。そんな負の数字を一掃すべく、背番号29が先陣を切る。

中日戦7勝1敗の好相性。今季初先発した7月15日(甲子園)でも6回2失点(自責1)にまとめた。敵地での1軍登板は20年10月13日以来5年ぶりになるが「普通に先頭を出さない、ストライク先行とかぐらいですかね。いつも通りです」と平常心。優勝マジック34と頂点が近づく現状にも、気負わずマウンドに臨む。「僕、まだ2試合しか投げてないですし。でも、チームのここまでの勢いに乗り遅れないように、しっかり投げたいと思います」と力を込めた。

今季2度目の先発となった7月27日DeNA戦(甲子園)では、6回途中1失点で317日ぶりの白星。昨オフ、左の尺骨を縮める手術を受けた際に入れた長さ8センチのプレートを除去し、その好影響を肌身に感じている。「去年はちょっと微妙だなって思う時もあったんですけど、今年はそんな感じがないので、プレートがあるとないのとの違いかなと思います」。プレートが入っていた昨年は、登板翌日に張りが強い日もあったが、今年は疲労度が違うという。「次の日キャッチボールがあんまりしっかりできないとか、パンパンなってみたいな感じだったんですけど、それも今年はない。去年よりないです」。より万全になった体で思い切り腕を振り、9連戦白星を導く。【磯綾乃】

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