阪神佐藤輝明内野手(26)が22日、兵庫県西宮市で行われた「JERAセ・リーグAWARD 年間大賞」の授賞式に出席した。満場一致での選出。選考委員の鳥谷敬氏(44=日刊スポーツ評論家)から、年間通じた安定感も大きかったと説明されると「レジェンドの方に選んでいただける賞。先輩に認めてもらえたのかなと、すごくうれしい。技術が安定したことが一番。40本塁打を打てたことはすごく自信になるし、もっと打ちたい気持ちもあります」と破顔した。

守備の評価も高く、昨年の23失策から今年は6個に激減。鳥谷氏からは以前に「10個以内」を課せられていたといい「しっかり練習してきたものが形になったのかな」と胸を張った。

鳥谷氏は佐藤輝にさらなるスター性を期待した。「能力は非常に高い。長嶋さんも、阪神なら掛布さんもだけど、長く4番としてチームを背負う選手は多くない。その可能性を持ってる人も多くない」と、TG両方の“ミスター”の域を目指せると背中を押した。

同賞は成績だけでない「勝利への貢献」で選ばれる。来年新設される長嶋茂雄賞の選考基準にも通じるものがある。佐藤輝はファンに与えるインパクトについても、こだわりを持っていることを明かした。「やっぱり大事。印象に残る場面で結果を残すというのは、野球選手にとっては必要なことなんじゃないかと思います」。選手として目指す姿を改めて胸に刻んだ。

優勝パレードではひときわ大きな歓声を受け「50本、頼むぞ」の声も飛んだ。「もう最高っすね。応援してくださる皆さんの声はやっぱりすごいなと思いますね」と充実感に浸っていた。【柏原誠】

◆JERAセ・リーグAWARD セ・リーグ公式戦の全375試合が対象(交流戦をのぞく)。各試合で、公式記録員が勝利に最も貢献した選手を独自視点で1人選ぶ。毎月、球団ごとの最多ノミネート選手を「球団代表選手」として選出。その中から「月間JERAセ・リーグAWARD」受賞選手を決定する。年間大賞も同じ手順で選出される。選考委員は高橋由伸、宮本慎也、佐々木主浩、川上憲伸、鳥谷敬、前田智徳の球界OB6氏。

◆長嶋茂雄賞 NPBが今月10日、今年6月に亡くなった長嶋茂雄さんの名を冠した賞を来季新設すると発表。公式戦とポストシーズンで走攻守に顕著な活躍を見せ、ファンの心を動かすプレーでNPBの価値向上に貢献した野手1人を毎年選出する。選考委員はプロ野球OBを中心に4、5人で構成される見通しで文化人らの参加も検討。表彰式はNPBアワードで実施。記念品、メダル、副賞300万円を贈呈予定。

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