広島が今季3度目の延長戦で初めてドローに持ち込んだ。4時間58分に及んだゲーム。ベンチ入りした野手は17人全員が出場。投手3人を残しただけの総力戦でしのぎきった。

1-1で迎えた8回2死満塁、3番手・中崎が阪神小幡に押し出し四球を与えて一度は勝ち越された。しかし、土壇場の9回2死三塁、代打モンテロが投手強襲の同点タイムリーを放って延長戦へ。11回、12回はドラフト2位の斉藤汰直投手(22)が無失点に抑えた。即戦力右腕は「疲れましたけど、自分の仕事はできたと思います」と充実した表情。初めての甲子園のマウンドでチームに貢献した。

打線は初回1死から大盛が右前打で出塁し、盗塁を決めた。小園は左飛に倒れたものの、4番坂倉が中前に先制適時打を放った。21日ヤクルト戦の4回以来、23イニングぶりの得点だった。序盤に追加点を奪えなかったことが反省点だが、2ケタ10安打。深刻だった打線に上昇気配が漂い始めた。新井貴浩監督(49)は「本当によくしのいだと思う。少しずつだけど、投手も野手も状態が上向きつつあるので。こうやって、苦しい時こそみんなで戦っていきたいと思います」と手ごたえをつかんでいた。

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