リクエストされたのはどのプレー? 阪神の得点シーンで広島ベンチがリクエストを行ったが、対象のプレーがはっきりとせず、場内がざわつくシーンがあった。
初回、阪神が1点を先制したなお1死一、三塁という場面。大山悠輔内野手(31)が左翼に犠飛を打ち上げ、三塁走者の中野拓夢内野手(29)がタッチアップからホームインした。
このタイミングで広島新井貴浩監督(49)は球審に向かってリクエストを依頼。リプレー検証に入った。戻ってきた審判は「セーフ」と横に手を広げた。
映像を見る限り、三塁走者の中野のリタッチは問題なさそうだったため、場内のビジョンを見ていた観客も戸惑っていた様子。そして試合後、中野が「(佐藤)輝のほうです」と説明してくれた。
大山の犠飛の場面で、もう1人の走者である一塁走者の佐藤輝明内野手(27)はスタートを切っていたため、すでに二塁を少し回っていたが、ダイレクトキャッチを確認すると一塁まで急いで帰塁した。このプレーについて、広島側が二塁を踏まずに帰塁したのではとアピールした模様。オーバーランして一塁まで戻る際に、二塁ベースを踏まないと「空過」となるが、結局は佐藤は二塁をしっかり踏んでいると判断され、判定はくつがえらなかった。
球場や中継を見ていたファンにそんな「?」マークが浮かんだだろうシーン。それも、三塁走者の中野が浅い左犠飛で絶妙なタイミングでタッチアップを行い、好走塁でホームインしたからかもしれない。こんなところにも、中野の技術力がのぞいた。



