ベスト・オブ・ザ・スーパージュニアの両ブロック最終戦が行われ、Bブロックでは高橋ヒロムが勝ち点8で並んでいたKUSHIDAから24分15秒、Dの悪夢からD(変形三角絞め)でタップを奪って4日の初優勝がかかる優勝決定戦進出を決めた。

 勝った方が決勝進出の大一番は、ゴング前から至近距離1センチでのにらみ合いでヒートアップ寸前。試合が始まっても組み合い、離れでも組み合い、かける想いをぶつけるようなロックアップの展開が続く。ジュニアヘビー級ではあまり見ない光景が、会場のボルテージを上げた。

 徐々に互いにギアを上げていく攻防戦は、飛んできた相手をキャッチしての投げ技、ドロップキックなど随所に持ち味を発揮しつつ、20分を経過したあたりからは激しいエルボー合戦に。高橋はミドルキックを食らいながら、トラースキックで反撃すると、すかさず必殺技のD(変形三角絞め)。1分以上も締め上げ、なんとかロープに逃れたKUSHIDAに、間髪入れずにダブルアームで持ち上げてのパイルドライバー(Dの悪夢)。そのまま再びDに捕獲して、ついにタップアウトとなった。

 リングで大の字になったままマイクを握った高橋は「やった! やった!」と連呼。そこにこの日の試合に勝利してAブロックを制した石森太二がコーナーポストに現れると、とっさに回避。指を銃のように突きつけてリングを降りた石森を見送ると、「なんかさ、変な空気になっちゃった…。とりあえずやっとくか」と再び寝ころび、ヒロムコールを要求して満足そうに浸った。「石森、俺を楽しませてくれるんだろうな。明日、後楽園ホールにくるお客さん、中継を見ている方々にちゃんと用意しているんだろうな、面白いことを。楽しませてくれるなら誰でもいいさ。明日、優勝するのはこの俺だ!」と叫んで、締めくくった。