プロボクシングのIBF世界ミニマム級王者京口紘人(24=ワタナベ)が25日、大阪府北部地震復興の義援金を届けるため、大阪府庁を訪れ、松井一郎大阪府知事(54)と面会した。

 府南部、和泉市にある実家の被害はなかったというが、被災した知人から状況を聞き「ひとごとじゃない。少しでも力になれたら」と義援金を送ることを決めた。

 感謝状として色紙を手渡した松井知事は「これからも大変でしょうけど、勝ち続けてもらいたい。活躍が伝われば、被災した方も勇気づけられるし、元気が出る」と激励で返した。

 5月に2度目の防衛に成功し、次戦は早ければ9月に計画。10キロ近い減量が苦しいため階級アップ、もしくはWBO同級王者山中竜也(23=真正)との統一戦も視野に入れる。

 京口は「ミニマムにこだわりはないが、プロとしてファンが見たい試合を実現していきたい」と意気込む。会談中に知事から突然、「女性関係には気をつけてね。スポーツ選手は狙われやすいから」とカウンターを食らった。

 「女性関係を言われるとは思ってなかった」と“ダウン”寸前に追い込まれた京口だが「そうですね、気をつけます。そこは大丈夫です。免疫もないですし。自分は女の子と話すだけでダメですから」とたじたじだった。