元クルーザー級王者戸沢陽が次期王座挑戦権を獲得できなかった。メインイベントでトニー・ニースと同挑戦権を懸けて対戦。

エプロンからのトペ・コンヒーロ、低空ドロップキックからのトペ・スイシーダと立て続けに豪快な飛び技をみせて攻め込んだ。

ニースのスワンダイブ式月面水爆で反撃されると、戸沢も負けじと「カモーン」と挑発。だまし打ちジャブで相手を翻弄(ほんろう)したが、狙った得意のダイビング・セントーンは不発。その後も切れ味鋭い原爆固めで追い詰めたが、飛びついた際、そのままニースにマットへとたたきつけられ、3カウントを許してしまった。

7月14日のPPV大会エクストリーム・ルールズ(ペンシルベニア州フィラデルフィア・ウェルズ・ファーゴ・センター)でのクルーザー級王座挑戦を逃し、戸沢は「もうダメだ。ラストチャンスだったかもしれないです。本当に言葉が出てこないんですよね。何も言えないです。ごめんなさい」と言葉を詰まらせていた。