立ち技打撃格闘技RISEワールドシリーズ2019 58キロ以下級トーナメント決勝(16日、千葉・幕張メッセイベントホール)を控えるキックボクシング界の「神童」那須川天心(21)が堀口戦クラスの最大級のピリピリ感で頂点を狙う。

15日に都内のホテルで前日計量パス後、決勝で拳を交える志朗(26)とともに会見に出席した。

ムエタイ出身でISKA世界バンタム級王者でもある志朗との対戦に向け、昨年9月のRIZIN13大会で組まれた現RIZIN、ベラトール世界バンタム級王者堀口恭司とのキックルール戦を引き合いに出した。那須川は「自分のイメージとしては堀口さんと戦った時のイメージ。1個のミスでやられてしまう。1発を当てていく試合になると思う。リングに立ってみないと分からないけれど、それは明日の自分の感覚に任せたい」と口にした。

これまで志朗から「穴がある」と指摘されてきたことを受け「もし自分が戦ったらどういういうところを狙うかなと思ってみたら(穴が)あったので直してきたつもり。周りの声援とかに乗っちゃうので、そういうことをしたらダメ」と自制しつつ「絶対に負けないし、負けないことが大事ですけどボクはKOを狙っていきたい。みなさんの期待はボクのKO。そこをクリアしたい気持ちが強い。メインの大役を締めたいです」とKO撃破へのこだわりものぞかせていた。