ボクシングの元WBC世界バンタム級暫定王者で現東洋太平洋同級王者の井上拓真(25=大橋)が同王座を返上すると27日、発表された。井上は今年1月に栗原慶太(28=一力)を9回負傷判定で下し、新王者となり東洋太平洋王座の2階級制覇に成功していた。所属ジムの大橋秀行会長(56)は「拓真の世界戦準備のための返上になります」と説明した。

また空位となった同王座は5月13日、東京・後楽園ホールで開催されるフェニックスバトル(日刊スポーツ新聞社後援)で同級4位中嶋一輝(27=大橋)-同級12位千葉開(28=横浜光)による決定戦が開催されることも合わせて発表された。