K-1 WORLD GP 2021 JAPAN 横浜大会「よこはまつり」が開催され闘いのひぶたが切って落とされた。
◆試合経過
<プレリミナリーファイト ウエルター級 3分3R>
清水卓馬 | × | KO 2R | ○ | 小林孝彦 |
小林が清水のローキックを警戒しながら距離を詰め、2回に右ストレートでダウンを奪った。立ち上がった相手を再び右拳で追い詰め、同回2分10秒、KO勝利を挙げた。
<第2代ウエルター級王座決定トーナメント・リザーブファイト 3分3R・延長1R>
ダルビッシュ黒木 | × | KO 1R | ○ | 大久 和輝 |
<第1試合 第2代ウエルター級王座決定トーナメント(1)・1回戦 3分3R・延長1R>
小嶋瑠久 | × | 判定 0-3 | ○ | 寧仁太・アリ |
身長で12センチ上回る寧仁太は距離を詰めて小嶋と激しい打ち合いを展開。体格差を生かしながらのパンチ、至近距離からの右ヒザ攻撃で攻め込んだ。3回を戦い抜き、3-0(30-29、30-28×2)の判定勝利を飾った。
<第2試合 第2代ウエルター級王座決定トーナメント(2)・1回戦 3分3R・延長1R>
野杁正明 | ○ | KO 1R | × | FUMIYA |
野杁正明はゴングと同時にぐいぐいと距離を詰め、踏み込んでの左ストレートでダウンを奪うと、続いてコーナーに追い詰めての左フック連打からの右ショートで相手のアゴを貫き、2度目のダウンを奪取。1回2分10秒、KO勝利を挙げた。
<第3試合 第2代ウエルター級王座決定トーナメント(3)・1回戦 3分3R・延長1R>
安保瑠輝也 | ○ | KO 1R | × | アラン・ソアレス |
安保瑠輝也は開始と同時に左ハイキックを相手顔面にヒットさせて1度目のダウンを奪った。立ち上がってきたソアレスに対し、今度は左フックで2度目のダウンを奪取し、1回31秒KO勝ちを収めた。
<第4試合 第2代ウエルター級王座決定トーナメント(4)・1回戦 3分3R・延長1R>
松岡力 | ○ | KO 2R | × | マキ・ドゥワンソンポン |
松岡力はパンチによる反撃を狙うドゥワンソンポンに容赦ないパンチ連打でロープに追い込み、最後は6連打でレフェリーストップ勝ち。2回3分0秒、KO勝利で準決勝へと駒を進めた。
<第5試合 スーパーファイト K-1ライト級 3分3R・延長1R>
龍華 | ○ | KO 2R | × | 蓮實光 |
歌手の小林幸子が龍華-蓮実光のライト級スーパーファイトで、スペシャルラウンドガールを務めた。光り輝く鳥を思わせる派手な衣装で花道から登場し「初めての経験。選手の皆さんに勇気と希望と幸せを差し上げる」。
<第6試合 スーパーファイト K-1ライト級 3分3R・延長1R>
谷山俊樹 | × | 判定 0-3 | ○ | 篠原悠人 |
<第7試合 スーパーファイト K-1スーパー・バンタム級 3分3R・延長1R>
金子晃大 | ○ | KO 1R | × | 晃貴 |
<第8試合 スーパーファイト 女子-53キロ契約 3分3R・延長1R>
寿美 | ○ | 判定 3-0 | × | 桜井梨華子 |
寿美はサウスポースタイルから積極的に左ストレートを打ち込み、2回にぐらつかせる強打もヒットさせた。果敢に攻め込んできた桜井を抑え、3-0の判定勝利した。
<第9試合 スーパーファイト K-1フェザー級 3分3R・延長1R>
斗麗 | ○ | KO 2R | × | 佑典 |
<第10試合 スーパーファイト K-1フェザー級 3分3R・延長1R>
軍司泰斗 | ○ | 判定 3-0 | × | 新美貴士 |
<第11試合 スーパーファイト K-1フェザー級 3分3R・延長1R>
小沢海斗 | ○ | 判定 3-0 | × | 国枝悠太 |
<第12試合 第2代ウェルター級王座決定トーナメント・準決勝(1) 3分3R・延長1R>
寧仁太・アリ | × | KO 1R | ○ | 野杁正明 |
野杁正明は左ハイキックからの左フックで1度目のダウンを奪うと、続いて左ミドルキックを寧仁太の脇腹にねじ込んで動きを止め、左ボディーブローでダウンを追加。1回1分32秒、KO勝ちで格の違いをみせつけた。
<第13試合 第2代ウェルター級王座決定トーナメント・準決勝(2) 3分3R・延長1R>
安保瑠輝也 | ○ | KO 3R | × | 松岡力 |
安保瑠輝也は1回に強烈な右オーバーハンドパンチを松岡の顔面にねじ込み、キャンバスに吹っ飛ばすようなダウンを奪取した。3回には左フックでダウンを追加し、最後は左ボディーブローで再びダウンを奪って3回2分35秒、KO勝利を挙げた。
<第14試合 スーパーファイト K-1スーパー・ヘビー級 3分3R・延長1R>
石井慧 | ○ | 判定 3-0 | × | 愛鷹亮 |
石井慧は師匠ミルコ・クロコップ(クロアチア)に伝授された左ハイキックも見せたが、決め手を欠き、1-0で延長戦へ。すると、96・7キロの愛鷹より14キロ余り重い110・95キロの体で圧力を加えた。そして、試合終了間際には左右のパンチで印象づけ3-0の判定勝ち。
<第15試合 スーパーファイト K-1スーパー・ウェルター級 3分3R・延長1R>
城戸康裕 | ○ | KO 2R | × | 山内佑太郎 |
<第16試合 スーパーファイト K-1スーパー・フェザー級 分3R・延長1R>
朝久裕貴 | ○ | KO 1R | × | MOMOTARO |
<第17試合 スーパーファイト K-1スーパー・フェザー級 3分3R・延長1R>
村越優汰 | ○ | 判定 3-0 | × | 西元也史 |
<第18試合 スーパーファイト K-1スーパー・フェザー級 3分3R・延長1R>
卜部弘嵩 | × | 判定 0-3 | ○ | 芦沢竜誠 |
芦沢竜誠がこれまでとは違う落ちついた試合運びを見せた。1回は互いに探り合いだったが、2回以降は芦沢がハイキック、前蹴り、左右のボディーブロー、バックブローなど多彩な攻撃でポイントを稼いだ。終わってみれば、30-28、30-28、30-27のフルマークでの勝利。3年前の3回KO負けの雪辱を見事に果たした。
<第19試合 スーパーファイト K-1スーパー・ライト級 3分3R・延長1R>
林健太 | × | 判定 0-3 | ○ | 佐々木大蔵 |
<第20試合 スーパーファイト K-1ヘビー級 3分3R・延長1R>
京太郎 | × | 判定 1-2 | ○ | シナ・カリミアン |
シナ・カリミアンが身長差17センチを生かした得意のバックブローで主導権を握り、元プロボクシングのヘビー級3冠(WBOアジア太平洋、OPBF東洋太平洋、日本)の京太郎のパンチ力を封じた。3回の判定では、29-29、30-29、29-29でカリミアンに1票入るも、延長戦に突入。するとカリミアンは前へ出てワンツー、バックブローを繰り出し、勝利をたぐり寄せた。勝利が決まると雄たけびを上げて喜んだ。
<第21試合 第2代ウェルター級王座決定トーナメント・決勝 3分3R・延長1R>
野杁正明 | ○ | KO 3R | × | 安保瑠輝也 |
野杁正明は左右のボディーブローとローキックで相手の体力を削ると3回。左ボディーブローで1度目のダウンを奪取すると、続いて左ミドルキックで2度目、最後も左ミドルキックで倒した。3回2分51秒、KO勝利で、2階級制覇と自身初のK-1トーナメント制覇を成し遂げた。