千秋楽を終え、7場所ぶり3度目の賜杯獲得となった鶴竜は日馬富士を寄り切り、14勝1敗として優勝に花を添えた。豪栄道は9勝6敗で綱とり場所を終えた。
おもな取組は以下の通り。
横綱、大関
日馬富士(伊勢ケ浜)11勝4敗 | ● | 寄り切り | ○ | 鶴竜(井筒)14勝1敗 |
- 日馬富士を寄り切り有終の美を飾った鶴竜(撮影・岡本肇)
- 八角理事長から賜杯を受け取る鶴竜(撮影・栗木一考)
- 支度部屋で長女のアニルランちゃん(中央右)とムンフサヤ夫人らとバンザイする鶴竜(撮影・栗木一考)
- 井筒親方(左)とおかみさんから大銀杯に酒をそそいでもらう鶴竜(撮影・栗木一考)
○鶴竜「違った意味で嬉しいです。ここ1年、2年と苦しんでなかなか思うようにいかなくて身体と気持ちが絡み合わなくて、でもその中で腐らずにやってきた。最後にいい形になって、良い結果がでて良かったです。2年前に止まった時間が、やっと動き出しました。この気持ちを忘れずに成長していきたいと思います」
白鵬(宮城野)11勝4敗 | ○ | 上手出し投げ | ● | 豪栄道(境川)9勝6敗 |
- 豪栄道(右)を上手出し投げで下す白鵬(撮影・栗木一考)
- 豪栄道(左)を上手出し投げで下す白鵬(撮影・栗木一考)
- 白鵬に上手出し投げで敗れ土俵下に転落する豪栄道(撮影・岡本肇)
●豪栄道「期待されてて、それに応えられなかったのは申し訳ないけど、また来場所から気合入れてやるだけです。いい経験できるように」
宝富士(伊勢ケ浜)9勝6敗 | ● | 寄り切り | ○ | 稀勢の里(田子ノ浦)12勝3敗 |
- 宝富士(左)を寄り切りで破る稀勢の里(撮影・栗木一考)
- 宝富士(左)を寄り切りで破る稀勢の里(撮影・栗木一考)
- 年間最多勝の稀勢の里は、宝富士を破り懸賞金を受ける(撮影・岡本肇)
○稀勢の里「(年間最多勝に)喜んでいいのか、悔しんだらいいのか、分からない感じです。いろいろ経験させてもらって、非常に成長できた1年だったと思います。また新しい気持ちで来年に向けてやっていきたい」
琴奨菊(佐渡ケ嶽)5勝10敗 | ○ | 渡し込み | ● | 松鳳山(二所ノ関)8勝7敗 |
高安(田子ノ浦)7勝8敗 | ○ | 寄り切り | ● | 照ノ富士(伊勢ケ浜)8勝7敗 |
平幕
石浦(宮城野)10勝5敗 | ● | 肩透かし | ○ | 栃ノ心(春日野)10勝5敗 |
- 栃ノ心(左)に肩透かしで敗れる石浦(撮影・栗木一考)
- 初の敢闘賞を受賞し、白鵬(右)と握手する石浦(共同)
人気力士
遠藤(追手風)7勝8敗 | ● | 突き倒し | ○ | 玉鷲(片男波)10勝5敗 |
- 遠藤(左)に突き倒しで勝利する玉鷲(撮影・栗木一考)
- 玉鷲に敗れ負け越しが決まった遠藤は、寂しそうに土俵を降りる(撮影・岡本肇)
十両
宇良(木瀬)8勝7敗 | ● | 浴せ倒し | ○ | 北太樹(山響)10勝5敗 |
- 北太樹に浴せ倒しで敗れる宇良(下)(撮影・栗木一考)
●宇良「ちょうど取組前に考えていて、こうなるであろうというビジョンがそのまま当てはまったけど、あの締め付けがもう、落ちそうなくらいで、いいところにはまった。(投げる)角度が悪かった」