大相撲九州場所で三賞を受賞した平幕力士の貴景勝(21=貴乃花)、北勝富士(25=八角)、隠岐の海(32=同)、安美錦(39=伊勢ケ浜)の4人が23日、祝日の人出でにぎわう東京・有楽町駅前広場で行われた、公益財団法人日本ユニセフが主催する募金活動に参加した。
来年1月の初場所(14日初日、両国国技館)での新三役昇進が有力視される貴勝景は、10月の赤い羽根共同募金運動に続く慈善活動への協力となった。「このような活動をやらしていただき、ありがたいことです。募金活動に参加して分かったこともある。機会があれば(今回のような募金活動の協力を)やりたい」と語った。今年1年を振り返り「少し夢に近づけた年」と手応えを口にしつつ「自分の力を出し切ろうとやった。それが、たまたまうまくいったのかも。来年も今年と変わらず挑戦者の気持ちで(日常)生活から相撲につながるよう意識したい」と引き締めた。
現役最年長関取の安美錦も「寒い中、たくさんの方に来ていただき、ありがたいですね。微力ながら少しでもお手伝いでき、世界中の子どもたちが助かってくれたらうれしい」と握手やサインにも気さくに応じていた。
九州場所で三賞を受賞した幕内力士がユニセフの募金活動へ協力するのは、ほぼ毎年恒例の行事になっている。今回参加した関取4人の師匠(八角理事長、貴乃花理事、伊勢ケ浜前理事)は図らずも、現在、角界を騒がせている元横綱の暴行問題で耳目を集める親方たち。そのため主催者側は、暴行問題に関する質問はしないよう、集まったテレビ、新聞、通信社の報道陣へ事前に要請。特に貴景勝を報道陣が取材する際には、関係者が付き添い質問内容をチェックするシーンもあった。

