日韓合同女性ユニットの結成メンバーを決める韓国のオーディション番組「PRODUCE(プロデュース)48」に参加するAKB48グループのメンバーが11日、ソウル市内で同番組の制作発表会見に出席した。

 会見には日韓両国などから60社、100人を超えるメディアが出席した。ひな壇の幕が下ろされ、AKB48高橋朱里(20)小嶋真子(21)SKE48松井珠理奈(21)HKT48宮脇咲良(20)らの48グループメンバーと、韓国の女性ユニットAFTERSCHOOLのカウン(23)ら韓国人メンバーがお披露目されると、大量のフラッシュがたかれた。

 会見でメンバーがコメントする場面はなかったが、会見冒頭に流されたVTRで高橋は「世界一のアイドルになりたい」とコメントした。AKB48武藤十夢(23)は「韓国のいいところを吸収したい」と意気込みを語った。

 プロジェクトは、韓国の人気オーディション番組「PRODUCE101」の第3弾企画として計画され、15日から日本のスカパー!「Mnet」と韓国Mnetで同時放送される。歌やダンス、表現力などをテーマに、用意された課題に挑む姿が毎週、放送される。毎放送後に韓国内で視聴者投票を実施。数度の脱落者発表を経て、デビューする12人が決まる、同番組のシステムを踏襲する予定だ。デビューが決まったメンバーは、2年半の期間限定で、世界をまたにかけて活動する。

 仕掛け人のアン・ジュンヨン・プロデューサーは「国籍に関係なく、愛された12人が選ばれる」と説明し、「1つの場所で一生懸命頑張っている少女たちが成長する姿を見てほしい」とPRした。