NGT48が2日、新潟市の万代シテイパークで、グループお披露目3周年を記念したイベント、「NGT48研究生お披露目ライブ~お待たせしました! 私たちも新潟の女です~」を行った。

2月にお披露目され、劇場公演デビューしたドラフト3期生の5人と、6月にお披露目されたばかりの2期生16人を中心に5曲を披露。荻野由佳(19)本間日陽(18)加藤美南(19)ら1期生の先輩たちは、サポート役に回った。

快晴の中、行われたイベントは、誰もが知っているAKB48の「会いたかった」でスタートした。ドラフト3期生の安藤千伽奈(17)をセンターに、ステージ狭しと動き回った。「NGT48」では、同じくドラ3の対馬優菜子(17)がセンターを務めた。ドラ3勢に4カ月遅れてお披露目された2期生からは、諸橋姫向(ひなた=15)が「言い訳Maybe」でセンターを担当。「センターとして、たくさんの方を楽しませられたと思う」と胸を張った。羽切瑠菜(18)も、「LOVE修行」で真ん中に立った。

2期生たちは、自己紹介のキャッチフレーズも初披露した。渡邉歩咲(17)は「たいていのことは…生活に支障がな~い!」と、謎すぎる自己紹介で、ファンをざわつかせた。すると、山田野絵(18)が「(渡邉が)貧血で倒れた時に『朝ご飯、食べたの?』って聞いたら、『ガムを食べました』って言ってました」と、渡邉の「不思議ちゃん」ぶりを補足。今度は場内が笑いに包まれた。

グループの代表曲「Maxとき315号」では、1期生が合流し、29人で歌った。山崎美里衣(17)は荻野に前髪をいじられ、富永夢有(16)は小熊倫実(15)に肩を抱かれて泣いていた。「私はダンスが苦手で…。でも今日までたくさん練習してきて、皆さんにお披露目することができて良かった」。レッスンの苦労を乗り越えて立ったステージの緊張から解放され、安堵(あんど)の涙をこぼした。

イベントでは、8月に解体が始まったレインボータワーの記念セレモニーが行われた。街のランドマークとして45年間、親しまれてきたが、東日本大震災の影響で営業を停止していた。新潟・弥彦村出身の諸橋は「新潟(市内)に来ると、いつもレインボータワーがあった。レインボータワーのように、ずっと見ていられるような存在になりたい」と誓っていた。

イベント後の囲み取材では、真下華穂(18)の髪にガが止まった。怖がる本間とは対照的に、笑顔で払いのけようとする荻野。笑いあり、涙ありのイベントの最後に起きたハプニングに、メンバーたちは大騒ぎだった。