AKB48グループのメンバーが多数出演する舞台「仁義なき戦い~彼女(おんな)たちの死闘編~」(9日開幕)の公開通し稽古が8日、福岡・博多座で行われた。多くのメンバーが男性役に挑戦。任侠(にんきょう)の世界を表現する。主演の横山由依(26)は「48グループの魅力が詰まっている舞台なので、見逃した方が悔しいと思うような作品にしたいです」と話した。

AKB48最新シングルでセンターを務めた矢作萌夏(17)をはじめ、今年はメンバーの卒業発表が続いている。NMB48山本彩加(17)は「ファンの方々も不安とかがあると思うんですけど、グループで集まった時の48グループの力やすごさをこの機会にお伝えして、このグループはまだまだだぞ、ってところを見せたいです!」と誓った。

AKB48グループ総監督向井地美音(21)は「今年は選抜総選挙やじゃんけん大会がなかったりして、いつもと違う1年だと思っています」と前置きした上で、「今回は、日本中からメンバーが集まって久々に全48グループが1つになって頑張れる機会。お芝居を通じて、魅力を伝えたいと思います」と意気込んだ。【横山慧】

○…舞台では、横山が左手の小指を切り落としたり、SKE48須田亜香里(28)を銃で撃ったりする演技などに挑戦。HKT48田島芽瑠(19)坂口理子(25)は夫婦役で、坂口は「“お布団シーン”もあります」とアピールした。博多という土地柄を踏まえ、武藤十夢(24)は「なるべくたくさんラーメンを食べるようにしています。今のところ、3泊で4杯食べています」と明かし、笑いを誘った。