全国47都道府県の代表からなるAKB48チーム8が、来年4月のコンサートと9周年公演を持って、活動を休止することが7日、東京・日本武道館で行われた「リベンジ!新チームお披露目コンサート」内で発表された。メンバーは引き続き、AKB48として活動する。

チーム8は、それまでのグループの「会いに行けるアイドル」ではなく、メンバーの方から全国各地のファンのところに「会いに行くアイドル」をコンセプトに、トヨタ自動車がチーム発足からバックアップ。各都道府県でオーディションが開催され、その代表メンバーによって、14年4月にお披露目された。

結成当初からメンバーの熊本代表の倉野尾成美(21)は「さみしい発表にはなってしまいますが、休止なのでチーム8は終わるわけではない。これからもどこかでチーム8のことを思ってくれたら」と涙ぐみながら呼びかけた。

東京代表の小栗有以(20)も「前もって知っていたんですけど、映像をみると今までの記憶がよみがえって、掛け替えのない時間だったし、チーム8だからこそみんなで頑張ってこられたと感じました。休止ではあるんですけど、前向きに、心の中では一緒にいて、AKBとしてみんなで一緒に団結して盛り上げていきたいと思っています」。

グループ総監督の向井地美音(24)は「チーム8って本当にすごいと思って見ていました。1つのチームを0から作った経験をしたメンバーはほとんどいない。最初からいたメンバーも、途中から入ったメンバーも、1つのチームとなってたくさんの方に応援されてきたのはすごいと思います。今のAKBはチーム8がいなかったら成立していなかった。再結成するタイミングがまたあると思うので、心の中で応援していただければ」と話した。

チーム8は昨年3月、同社のサポートが終了。メンバーはチーム8に在籍しつつ、AKB内の各チームに兼任して活動しており、最新シングル「久しぶりのリップグロス」では選抜メンバー16人のうち、本田仁美(21)ら7人が選抜されるなど、グループの中心として活動している。