メモリアルデイ(戦没将兵追悼記念日)の3連休となったアメリカでは、夏の映画シーズンが本格スタートし、トム・クルーズ主演の「トップガン」の36年ぶりとなる続編「トップガン マーヴェリック」が公開され、早くも大ヒットを記録しています。
若きパイロット訓練生から教官となって再びトップガンに戻ってきたマーヴェリックを描く続編は、コロナ禍で幾度となく公開が延期されながらも満を持して27日に劇場公開され、クルーズ作品としては初となる公開3日間の興行が1億ドルを突破。世界興行でも2億4800万ドルと好調なスタートを切っています。
この2年半ほどはコロナ禍で多くの映画が公開延期や撮影の一時中断があったハリウッドですが、今夏は3年ぶりに話題の大作が多数ラインナップしており、映画ファン待望の新作が続々と公開されます。アクションから人気シリーズの続編、アニメまで、2022年夏公開の注目ハリウッド映画を一挙まとめて紹介します。
◆「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」 北米公開6月10日 日本公開7月29日
「ジュラシック・ワールド」シリーズの最新作にして完結編となる「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」は、1993年に公開されたスティーブン・スピルバーグ監督がメガホンを取った「ジュラシック・パーク」から29年間続いたシリーズの最終章。コリン・トレボロウ監督が再びメガホンを取り、クリス・プラットとダラス・ハワードをはじめ前作からのキャストも集結し、地球の至る場所に恐竜が棲みついた人類最大の危機に直面する世界を描いています。
◆「バズ・ライトイヤー」 北米公開6月17日 日本公開7月1日
ピクサーの大ヒットアニメ「トイ・ストーリー」に登場するキャラクター、バズ・ライトイヤーの初となる単独作品は、世界で最も有名なスペース・レンジャーのバズ・ライトイヤー誕生の秘話を描いた作品です。「トイ・ストーリー」ではおもちゃのバズ・ライトイヤーですが、本作ではそのモデルとなった映画の主人公であるスペース・レンジャーのバズ・ライトイヤーの物語となります。そしてその声を演じるのは「アベンジャーズ」シリーズのキャプテン・アメリアで知られるクリス・エバンスです。
◆「エルヴィス」 北米公開6月24日 日本公開7月1日
「キング・オブ・ロックンロール」と称された世界で最も売れたソロアーティスト、エルヴィス・プレスリーの半生を描いた作品。メガホンを取るのは「ムーラン・ルージュ」(2001年)のバズ・ラーマン監督で、無名の歌手からスーパースターになったプレスリーを演じるのは「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(19年)などに出演するオースティン・バトラー。プレスリーの才能を見つけて開花させるマネジャー役にはトム・ハンクスが扮しています。
◆「ミニオンズ フィーバー」 北米公開7月1日 日本公開7月15日
「怪盗グルー」シリーズに登場するミニオンのスピンオフ「ミニオンズ」シリーズの最新作は、70年代を舞台に最強最悪のボスに仕えることが生きがいのミニオンたちが、悪党を夢見る少年グルーと出会った始まりを描いています。
◆「ソー:ラブ&サンダー」 7月8日、日米同時公開
「マイティ・ソー」シリーズ第4弾「ソー:ラブ&サンダー」は、最強最悪の敵サイノスと死闘を繰り広げた「アベンジャーズ/エンドゲーム」(2019年)のその後が描かれています。大切な人たちを失ったことでヒーローを卒業して自分探しをするソーの前に、神々の殲滅を目指す最強最悪の敵が現れます。絶体絶命のピンチを救うのは、ナタリー・ポートマン演じるソーの恋人ジェーン・フォスター。そして、悪役を演じるのはクリスチャン・ベールです。
◆「DC・リーグ・オブ・スーパーペッツ」 北米公開7月29日 日本公開8月26日
スーパーパワーを持つペット、スーパーペッツが大集合するアニメ。スーパーマンの相棒であるスーパードッグのクリプトをはじめ、バットマンやワンダーウーマンらDCコミックのスーパーヒーローたちのペットが登場します。クリプトの声を演じるのは、ドウェイン・ジョンソンで、巨大化能力を持つ豚のPBや超音速で動く亀のマートンなどユニークなキャラクターたちが大活躍します。
◆「ブレット・トレイン」 北米公開8月5日 日本公開9月1日
伊坂幸太郎氏の小説「マリアビートル」をブラッド・ピット主演で実写化した本作は、デヴィッド・リーチ監督がメガホンを取り、日本を舞台に新幹線に乗り合わせた殺し屋たちが大暴れするアクション大作です。東京発京都行の新幹線の車内でピット演じる世界で最も運のない殺し屋レディバグが、次々と列車に乗り込んでくる濃いキャラの殺し屋たちに襲われる手に汗握る120分の旅には、真田広之、福原かれんも出演しています。
【千歳香奈子】(ニッカンスポーツ・コム/芸能コラム「ハリウッド直送便」)





