最高画質「8K」のカメラでイタリアから生中継を行うことになった女優北川景子さん(32)の意気込みの言葉です。解像度は一般的なハイビジョンテレビ(2K)の16倍。肌の細部まで映ってしまう映像新時代に飾らない心境を述べ、「高いレベルでモノを作っているんだという意識で携わりたい」と抱負を語りました。

北川さんが出演するのは、NHK「BS4K」「BS8K」の開局特番「いよいよスタート! BS4K BS8K開局スペシャル」(12月1日午前10時、総合は同10時2分)。イタリア・ローマから、8Kで生中継を行います。同局関係者によると、北川さんは特に8K用のメイクはせず、通常メイクで臨むそうです。

8Kカメラで女優さんがどう映るのか興味津々ですが、この日登壇した北川さんはお肌つやつやでお美しい限り。担当プロデューサーは「美貌が8Kクオリティー」と紹介し、4Kで南極中継を担当する俳優大野拓朗さん(29)も「8Kに耐えられる北川さんの、日本を代表する美しさ」と絶賛でした。「いやいや、このへん(顔)をほやほやっとしていただいて」と自虐的に和ませる北川さんの人柄も好感度抜群。いつもは淡々と取材している女性記者たちも、終了後は「8Kの幕開けにふさわしい美貌」「こんなデジカメで撮っても美しい」「8Kで毛穴とか見てみたい」などともちきりでした。

8Kについて北川さんは「最近は大河ドラマも4Kで撮るようになったと聞くんですけれども、機材も特別になってきて、扱える技術を持つスタッフでないと作れない。4Kのカメラが出たと思ったら8Kで私たちも大変ですが、高い技術と切磋琢磨していけることにやりがいを感じています」。サービス精神を心得た冒頭のコメントもそうですが、質問者の意図をきちんと理解し、自分の言葉で語ることができるクレバーさも、この人の美のひとつと感じます。

高精細な映像とともに、北川さんがローマからどんなリポートを届けてくれるのか楽しみですが、8K対応のテレビがないと普通の2Kクオリティーで見るしかなく、どこで見届けたらいいのか考え中です。

【梅田恵子】(B面★梅ちゃんねる/ニッカンスポーツ・コム芸能記者コラム)