髪の毛を吹かれる芸で知られる漫才師の海原はるか(67)が14日夜、熊本市内の実家で地震に遭遇した。大きな揺れで、自宅内の陶器が落ちて割れ「縦揺れも横揺れも同時にあって、すごかった。今も余震があって、ちょっと寝られないですね」と話した。

 熊本出身のはるかは両親を亡くしており、市内北部にある実家に定期的に帰宅し、空気の入れ替えなどをしていたという。

 はるかは15日に地元でテレビ番組にレギュラー出演の予定があり、オフだった13日から実家に戻っていた。この日は午後7時ごろいったん就寝したが、激しい揺れで目を覚ましたという。

 「電気のかさがめちゃくちゃに揺れて、縦にも横にも同時に揺れる感じで、10秒から15秒ほど続いた」。いったん揺れが収まったので両親の仏壇を確認すると、両脇にあった陶器が落ち、割れていたという。

 その後、自宅から出ると、不安そうな近所の住民も姿を見せていた。互いに「大丈夫ですか」と確認しあったという。ただ、自宅は高台にあり、近所に竹やぶがあることから「地盤は強いんじゃないか。倒壊などの被害は近くにはないようだ。ただ、他の町が心配ですね」ともらした。

 電話取材中にも余震がたびたびあり、はるかは「ちょっと今日は寝られないですね」と不安そうだった。

 また、今回は同行していなかった相方の海原かなた(68)も、はるかを心配して地震発生を知るとすぐに連絡を取った。

 かなたは「すぐに『大丈夫や』とメールが返ってきたんで安心しました。でも、熊本の町の方はどうなんでしょうか」と心配していた。