ビートたけし(69)が、昨今のお笑い界の現状について「失礼な若手がいっぱい出てきてる」と嘆いた。

 8日放送のテレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」で、たけしは最近の芸能界における芸人たちの人間関係について言及。かつての、師匠と弟子という徒弟制度が少なくなり、芸人たちはお笑い養成所などで学んでから芸能界入りするというパターンが主流となってきたことで、「先輩後輩の区別がつかなくなって、失礼な若手がいっぱい出てきてる」と語った。

 たけしは、先輩後輩の区別がしっかりとなされていた当時は「どんなに売れてない先輩でも敬語を使ってお茶ぐらい出すっていうのが、常識だった」と語るが、現在では「今はもう、自分でお金払って学校出たんだから先輩も後輩もない。『売れたモン勝ちじゃねえか』って」と、先輩を敬わない若手芸人の振る舞いを指摘。「挨拶はしねぇわ、どうなってんだって思うよね。そういう時代になってきた。本当に世知辛い」と嘆いた。