上方落語協会会長の桂文枝(74)は3日、上方落語家のレジェンドたちを合祀(ごうし)する「招魂社」を大阪天満宮内に10月に完成させることを明かした。

 この日、文枝は大阪・生国魂神社で開かれた上方落語ファン感謝祭「第27回彦八まつり」の奉納落語会に出演。笑福亭鶴瓶らとともに5代目桂文枝、桂文紅、林家染語楼、桂吉朝の十三回忌にちなんだ座談会を行った。

 師匠の5代目文枝のことを「うちの師匠は怒らなかった。ためてためて最後に怒った」と懐かしそうに振り返り、「女性にはもてました」としんみりと語った。

 座談会の最後にはファンに報告するかたちで「あのですね、繁昌亭の東側に先輩の師匠すべてを合祀することになりました。先輩方の、み霊が入っていますので、お参りしていただくとおはなしが上手になります」と話した。