女優永野芽郁(18)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「半分、青い。」(午前8時)の6月29日に放送された第77話の平均視聴率が21・1%、30日に放送された第78話が21・5%(ともに関東地区)だったことが2日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 これまでの最高視聴率は、大阪の地震の影響により放送が一日延びた6月19日の第67話の23・2%だった。

 同ドラマは、岐阜県や東京が舞台で子供の頃に左耳を失聴した鈴愛(すずめ)が、家族や、同じ日に同じ病院で生まれた幼なじみたちに支えられながら成長する姿を描く。鈴愛は少しうっかりしているところもあるが、バイタリティーにあふれ、失敗を恐れない性格で、高度経済成長期を背景に一大発明を成し遂げる。脚本家北川悦吏子さんのオリジナル作品。主題歌は初の楽曲提供を行った星野源が歌う。

 あらすじは、鈴愛(永野芽郁)は律(佐藤健)から届いた結婚報告の手紙を見つけ、電話で晴(松雪泰子)に本当かどうか問いただした。晴は電話口の向こうで明るく振る舞いながらも先月に結婚していたことを伝えた。同じ手紙を受け取っていた秋風は手伝いに来ていた裕子(清野菜名)やボクテ(志尊淳)に相談した。そして律に直接電話をかけ真意を問いただした。律は鈴愛から「無理」と言われ振られたことなどを話した。そんな時、新作漫画の締め切りが近づく中、鈴愛は律からの結婚報告の手紙を片手に、大阪の律の家の前まで行っていた。律の結婚相手・より子(石橋静河)が2階のベランダから鈴愛を見かけ声をかけたが、鈴愛はその場から逃げ出すように走って離れていった。大阪から帰ってきた鈴愛は新たなネームを描き、秋風に見せたが昔のように内容が悪く投げ捨てたり、また褒めることもしなかった態度から自暴自棄になり、周りの裕子やボクテらにあたっていった。そんな時、秋風は鈴愛が初めて漫画を描いた時のように、ネームを描かず漫画自体から描くことを提案した、という内容だった。