レディー・ガガが、10月に全米公開となった初主演映画「アリー/スター誕生」を観るために、扮装(ふんそう)して映画館に入ったが、泣いてしまい、最後まで観ることができなかったと米バラエティー紙のインタビューで明かした。

1937年の映画「スタア誕生」以来、4度目のリメークとなる本作は、クーパー演じる世界的ロックスターのジャクソンに才能を見いだされ、ショービジネスの世界に飛び込んだ主人公アリーが、一躍スターダムにのし上がって行く姿を描く。

映画の結末があまりに悲劇的で、最後まで観る事ができなかったというガガは、「映画のほとんどを観たけれど、最後のほうで劇場を出たわ。映画に深く感情移入してしまったの。後半で、自分が演じたヒロインにすごく入り込んでしまったのだけど、本当に悲劇的なのよ」とした上で、「映画の間、ずっと泣いてたわ。ジャクソンが恋しくて」と振り返った。

初めは、自分が映画に主演するのに十分かどうか疑っていたというガガだが、作品が高い評価を受けていることにホッと一安心しているようだ。クーパーは監督デビューを果たし、映画初主演のガガも演技が評価され、オスカー候補の呼び声が高まっている。ガガは、「今は本当に、自分に大変化が起きている時期なの」と話している。(ニューヨーク=鹿目直子)