お笑いコンビ爆笑問題の田中裕二(54)が15日、東京・西早稲田のアバコクリエイティブスタジオで、「映画プリキュアミラクルユニバース」(3月16日公開)アフレコイベントを行った。

映画は、04年よりテレビ放送を開始したアニメ「プリキュア」シリーズの劇場版最新作。田中は惑星ミラクルの星々をつかさどる大統領の声を担当する。

今作は、子供たちとプリキュアをつなぐコミュニケーションツールであり、応援アイテムの「ミラクルライト」の秘密にシリーズで初めて迫るのが特徴で、田中はミラクルライトを作る工場を視察中に、ミラクルライトの見習い職人・ピトンにミラクルライトの伝説を説くという。

田中は、「54歳のおじさんにとってプリキュアは、かなり遠い存在だったのですが、うちには3人子供がいまして、一番上の11歳の長女が小さいころにプリキュアにはまっていたということで(今回の出演を)一番喜んでいます。家族そろって見に行くことを今は楽しみにしています」とあいさつ。

宇宙警備隊役のお笑い芸人ゴー☆ジャスは、「私の子供が3歳で、前作の「HUG!っとプリキュア」でプリキュアデビューしたので、この仕事は運命だなと思いました。たぶん、この劇場版が劇場版デビューになると思います」と語った。

同じ宇宙警備隊役のお笑い芸人脳みそ夫は、「このお話をいただいて本当にうれしかったです。幅広い世代に向けたお笑いのネタを作っているんですけど、プリキュア世代に届いたかな?」と出演を喜んだ。

田中は、脳みそ夫、ゴー☆ジャスと、おりにとらわれたプリキュアを前に余裕の一言を発するシーンを披露した。

その後、ゴー☆ジャスと脳みそ夫がプリキュアネタを披露し、どちらが”プリキュア愛“にあふれているか、田中が判定するコーナーがあった。

ゴー☆ジャスは、娘からこっそり拝借してきたプリキュアの人形とミラクルライトを使ったネタを披露。 脳みそ夫は、”脳みそ夫体操のプリキュアバージョン“をコミカルに披露した。

判定はゴー☆ジャスに軍配が上がり、「ネタのレベルは同じぐらいだけど、これが大きい」と、ゴー☆ジャスが娘から借りてきたプリキュアグッズが勝敗のポイントだったと田中は解説した。

最後に「プリキュア愛を一言で」と問われた田中は、「私は今回は『ホー』。僕はこれにたくさんのプリキュア愛をこめています。これで流行語大賞を狙います」と、アフレコをする大統領がふくろうで、セリフが一番多い「ホー」にひっかけてプリキュア愛を表し、笑いを誘った。