元NHKアナウンサーでフリーアナの住吉美紀(45)が22日、パーソナリティーを務める東京FM「Blue Ocean」(月~金曜、午前8時55分)で、引退を表明したイチローについて語った。

住吉はNHK在籍時代の08年1月に放送された「プロフェッショナル 仕事の流儀」のため07年にイチローをインタビューして以来、プライベートでも親交があった。

住吉は「今朝は、すべてのメディアがイチロー選手のことばかり。あらためてすごい人と感じています。私は昨日、東京ドームに駆けつけて、最後、見届けました」と紹介。その前に巨人対マリナーズを見に行った際、「尋常じゃない雰囲気を感じ、これは、まさかの、まさかの…という予感があって」と、昨日のチケットもゲットしたという。住吉は「でも、まさか、引退を表明し、会見まで開くとは全く思っていませんでしたので。驚き、今も現実味がない感じ。本当にイチローさん現役生活、お疲れさまでした」と語った。

また、毎年、必ず1回はイチローの試合を応援するため渡米していたと紹介すると「長いお付き合いだなと思います。個人的にも少し親しくさせていただいていた。同い年なのでスペシャルな思いで見てきました。多くの方が多分、イチロー選手の決断しながら野球人生を形作っていく様とか、孤独に黙々とプレーする日々を積み重ねる様とか自分と闘う様に勇気づけられた方は多かったと思う。私もそう」と語った。

また、イチローの日頃の印象も紹介。「感じてきたことは、1つ1つの選択が丁寧で的確な方。昨日の進退の判断もすごい。会見の言葉の選び方も素晴らしい。1つ1つの人間関係、姿勢が丁寧なんです。メールの返事1つとっても丁寧なんです。そういうことが私の心には常に響いて」。

最後は「寂しい気持ちです。でも、これからどんな風に今後の人生をイチロー選手が展開していくのか。どんな風に生きていくのか見届けるのが楽しみ。多分、イチローさんらしいな、面白い、そうきたかという選択をすると思う。人生って面白いと思わせてくれるはずです。今後のイチローさんに期待したい。本当にお疲れさまでした」と語った。