Kis-My-Ft2藤ケ谷太輔(31)主演フジテレビ系連続ドラマ「ミラー・ツインズ」(土曜午後11時40分)の25日放送のシーズン1の最終話視聴率が2・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と20日、分かった。前回の2・8%から0・1ポイントのダウンだった。

初回から3・9、2・9、2・9、2・3、2・4、3・0、2・8%だった。

名古屋地区は5・6%、関西地区は4・7%だった。

 

藤ケ谷は、20年前の未解決の誘拐事件で生き別れになった、30歳の双子の兄・葛城勇吾と弟・圭吾を演じる一人2役。主人公役の弟・圭吾は警視庁捜査一課の刑事となるが、殺人未遂事件の現場から自分と全く同じDNAが発見されて追われる身となる。同じ遺伝子を持ちながら刑事になった弟と、犯罪者になった兄の光と影を演じた。そして、圭吾の恋人白石里美(倉科カナ=31)は、勇吾の命令で近づいてきた偽りの恋人だった。

最終話で、勇吾(藤ケ谷大輔)の追及によって現・捜査一課長の久能(石黒賢)が逮捕される。だが、久能は部下の赤城克彦(渡辺大)に「裏切り者はもう一人いる」と伝える。一方、圭吾(藤ケ谷/2役)も勇吾の協力者が誰なのか疑念を深めていた。そんな中、母・春江(中村久美)が残した手紙で衝撃的な事実を知る。圭吾と勇吾の遺伝子上の父親は、所轄の緑坂署の刑事、皆川耕作(高橋克典)だった。

皆川は、報復を終えた勇吾と里美(倉科)を逃がすための算段を始めていた。警察や圭吾がどこまで追ってこようが、勇吾を逃がし切る。それが皆川の最後の目的だった。

思わぬ形ではあったが誘拐犯たちへの報復を果たした勇吾。圭吾が里美に託した母の思いも知り、勇吾の中で何かが変わろうとしていた。これからの事はゆっくり考えよう、と言う里美に、寂しげにほほ笑む勇吾。里美はその表情に一抹の不安を覚えて--。

「勇吾と何があったのか、全て教えてください」

勇吾の協力者が皆川であることを確信した圭吾は、皆川と相対する。証拠がないとはぐらかそうとする皆川を、圭吾は「家族の僕には知る権利がある」と見据える。その目の強さに、皆川は静かに語り出す。全ての真相を、そして勇吾の最後の願いを。「あいつの最期の望みは……英里ちゃん(里美)の幸せだ」。

その頃、勇吾は里美と共にある海辺に来ていた。「どこに逃げるの?」と聞く里美に、「もう二度と戻れない場所だ」と告げる勇吾。そして覚悟を決め振り返る。「お前とはここまでだ。お前は連れていかない」と告げた。里美を縄で縛り、勇吾は1人で小型船に乗って沖まで出たところで、船ごと爆発した。