吉本問題にNHK「全然仕事をしない状況ではない」

NHK定例放送総局長会見が24日、都内で行われ、木田幸紀放送総局長が、一連の闇営業騒動の渦中にある吉本興業について「事の発端は反社会的勢力とのつながりが浮き彫りになった報道から。NHKは公共放送として高い放送倫理を求められている。番組出演者をめぐり視聴者から不信感や疑念を抱かれない対応をしっかりしていきたい」との方針を語った。

また仕事をする相手として信頼できる会社かとの報道陣の問いには「問題点あるいはそれへの対応と、番組を通して放送をどういう形で続けるかは、まず先ほどの方針があり、その上で個々のケースに対応。一概に吉本さんだから全然仕事をしない状況ではない」と語った。

また、NHKの広報局はロンドンブーツ1号2号田村亮(47)が司会を務めるBS1「ラン×スマ 街の風になれ」(水曜午後9時)について、あらためて番組は継続するとした。番組は、亮が所属事務所から6月24日に謹慎処分と発表された後、6月26日の放送を別番組に差し替え、その後はアナウンサーが代役を務めてきた。今後の放送は8月14日と28日に予定だが、同様にアナウンサーが代役を務める予定。ただ、9月以降は、司会を誰が務めるかは未定とした。

番組の継続については4日の定例会長会見でも編成局幹部が「番組は継続する。出演者は検討中」と明言していた。理由は「ランニングブームのはしりの番組。コアなファンもいると認識している。健康作り、長寿社会を含めて、公共放送として伝える必要がある」と説明していた。

亮は宮迫博之とともに20日に謝罪会見を行い、同社から圧力を受けていたことを暴露し、不信感を口にしていた。22日には所属する吉本興業の岡本昭彦社長(52)が宮迫と亮の処分の撤回を発表したが、加藤浩次ら所属する他のタレントから現体制に対する批判の声が上がるなど混乱状態となっている。