女優広瀬すず(21)が、ヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「なつぞら」(月~土曜午前8時)の21日に放送された第123回の平均視聴率が19・8%(関東地区)だったことが22日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第15回の23・6%。

同ドラマは、戦争で両親を亡くし、父の戦友の養女として引き取られたヒロイン奥原なつ(広瀬すず)が、北海道を舞台に、亡き父の戦友の柴田剛男(藤木直人)と妻富士子(松嶋菜々子)、柴田夫妻の父泰樹(草刈正雄)に育てられ、豊かな想像力と開拓者精神を生かし、アニメーターを目指す姿を描く。脚本家の大森寿美男氏のオリジナル作品。元AKB48で女優の渡辺麻友、井浦新、染谷将太、伊原六花、小手伸也らが朝ドラ初出演。ほかに貫地谷しほり、中川大志、麒麟の川島明、木下ほうか、角野卓造が出演する。また、語り(ナレーション)をなつの父親という設定で内村光良が担当する。

あらすじは、お腹の大きくなったなつは、出産直前まで働いていた。そして担当していた原画の最後のカットも出来上がり、仲(井浦新)や下山(川島明)、神地(染谷将太)らに見送られ、産休に入った。なつは産後に子供を預ける保育園を捜すため福祉課を訪ねた。そこで担当者から、子供を“犠牲”にしてまで働かないといけないかと言われ、なつはその言葉に深く考えさせられた。そしてどこに預けられるか決まらないまま、臨月を迎えた。そしてなつは夜中にお腹の痛みを訴え、心配そうに坂場が寄り添っていた。翌朝になり、玄関の呼び鈴が鳴ると、そこには富士子(松嶋菜々子)の姿があった、という内容だった。