宝塚歌劇団花組トップ明日海(あすみ)りおの退団公演「A Fairy Tale-青い薔薇の精-」「シャルム!」(11月24日まで)が18日、東京宝塚劇場で幕を開けた。

本番前の囲み取材で、明日海は「卒業公演ですが、今まで通り、今まで以上に務めたい。退団は初めてのことで、すべてに初めて尽くしで、大劇場ではバタバタした印象がある。東京では、あらためて『いい作品にするぞ』という気持ちが湧いてきました」。青いバラの精の役で、少女にひかれる精霊を幻想的に演じ、ショーでは男役の集大成として歌やダンスを魅せた。「見どころばかりです。ショーのプロローグはエネルギーが噴出する感覚で大好きだし、黒エンビ姿に思い入れが強いです。宝塚にはすべてが詰まっている。あこがれであり、夢であり、大好きで、愛しています」と話した。