ナインティナインの岡村隆史(49)が、新型コロナウイルスによる肺炎のため亡くなった志村けんさん(享年70)から授かった金言を明かした。

岡村は2日深夜放送のラジオ番組「ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン」の冒頭で、志村さんの訃報に「まだなんか全然実感もなくて。もう志村さんと会えないという実感が全然なくて。まだお仕事できるような感覚でいる」と、整理のつかない心境を述べた。

幼いころからザ・ドリフターズの番組を見て育ち、中でも特に「僕はバラエティー番組でやる動きであったりとか、表情であったりとかっていうのは、ほぼ志村さんのコピー。まぁ、いわゆるパクリに近いと思います」と、志村さんから大きな影響を受けた自身の芸風について語るとともに、「まだまだパクらせてもらわないといけないこともたくさんあったと思うんですけど、それがもうできないっていうふうに思うと残念」と吐露した。

自身が売れっ子になってからは共演する機会が増え、プライベートでも2人きりで飲みに行くようになったという。酒席ではお笑いに関する話ばかりだったといい、「よく言われたのは『ちゃんと作り込んだ笑いをしなさいよ』と。『作り込んだ笑いっていうのは、ちゃんとやっとかないとダメ』って言われてました」と志村さんの言葉を明かした。

「今ね、もう天国に逝かれはった人の言葉やと思うと、なんかこう、身に刺さるなぁ」としみじみ。「『コントでも何でも、死に役ができなければダメだ』と。『何でもかんでも前へ前へっていうふうに出たらダメだ』と。『出るところと引くところはちゃんと理解しろ』と」と、さらに志村さんの言葉を明かし、「僕の中ではすごい、『ああ、コント師の言葉やなぁ』っていうか、座長の言葉というか、そういうふうに思えたんですね」と語った。