29日に自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道路交通法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕された俳優伊藤健太郎容疑者(23)が30日、身柄のある警視庁湾岸署から送検された。

午前9時10分ごろ、伊藤容疑者を乗せたシルバーのワンボックスカーが警視庁湾岸署を出て、東京地検に向かった。

車内の後部座席に座った伊藤容疑者はマスクをつけてうつむきぎみで、少し疲れたような表情だった。

湾岸署には約50人の報道陣が詰めかけた。

伊藤容疑者は28日午後5時45分ごろ、渋谷区千駄ケ谷1丁目の都道で、バイクと衝突し、男女2人にけがを負わせたうえ、救護せずに現場から立ち去った疑い。女性は左足の骨を折る重症、男性は左腕を打撲した。

伊藤容疑者の車は衝突後、立ち去ったため、事故を目撃した別の車の男性が追跡。伊藤容疑者は現場に戻るよう促され、応じたという。

逮捕した原宿署によると伊藤容疑者は「バイクとぶつかった後に現場から離れてしまったことについては間違いありません」と容疑を認めている。

28日午後に同署から警視庁湾岸署に移送されていた。