AAA與真司郎が26日、32歳の誕生日を迎え、インスタグラムや「OPENREC．tv」などで生配信を行った。YouTubeでは、新曲「This　Is　Where　We　Promise」（発売など詳細未定）のミュージックビデオ（MV）を公開。この日、日刊スポーツなどの取材に応じ、改めてファンへの感謝を伝えた。

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今月18日、来年に予定するソロアルバム発売や、アリーナツアー、AAAの振替ドーム公演を持って、アーティスト活動を一時休止することを発表した。この日は、発表後初めてファンに直接思いを伝える場となった。

「発表前は、ファンの皆さんにどう思われるだろうとドキドキしていました。理解してくださる方も多くてうれしかったですし、来年、皆さんへのありがとうという気持ちを伝えていきたいです」

18日の発表では「AAAがあったからこそ、僕は音楽を続けられた。そのAAAがお休みするにあたり、アーティスト活動を続けるということを考えることができませんでした」とし「ひとりの人間・與真司郎として、人生の勉強がしたい」と説明していた。

「16歳の時にデビューして、ずっとAAAとしてやってきて、それが一時なくなると考えると、それでアーティスト活動をしていくことはできないと思いました」

14歳でエイベックスに入り、16歳からAAAとして活動してきた。4～5年前から、生活の拠点を米ロサンゼルスに移しているが、考え方が変わったという。

「AAAのことも知らない人たちの中で、現地のカルチャーを目にして、マインドが変わりました。今までは『自分が、自分が』と思っていたのが、『人のために』と考えられるようになりました」

アーティスト活動は一時休止するが、自身が展開するアパレルブランドの仕事や、マインドが変わったからこそ伝えられるライフスタイルの発信などは、続けていくという。

「本を読んだり、スポーツもたくさんしたいですし、やりたいことはたくさんあります。32歳になりましたが、『人って変われるんだ』ということも、シェアしていきたいです。周りからは以前から、普段から楽しそうにしている部分をもっと表に出せばいいのにと言われていたんですけど、恥ずかしがらずに、歌以外の形にはなりますが、発信していきたいと思います」

今年は、予定していたAAAのドームツアーが延期になったり、ファンとも直接会えない日々が続いた。

「ありがたいことに毎年ツアーとか、ソロの活動もあったり、2、3年先の予定まで決まっているくらい、皆さんとも会えていました。こんなに皆さんと全く会えない年は初めてでした。とにかくファンの皆さんに支えられた15年でしたし、その分も含めて、感謝の気持ちを伝えていきたいです」。

自身が作詞した新曲の「This　Is　Where　We　Promise」には、「＜歌詞＞サヨナラは言わないよ　またここで会えると僕らの約束に絶対しようよ」とつづっているが、「AAAが帰ってきたら、ソロとしても帰ってくるつもりです」と約束した。

◆與真司郎（あたえ・しんじろう）1988年（昭63）11月26日、京都府生まれ。14歳の時にエイベックス入りし、05年にAAAの一員としてシングル「BROOL　or　FIRE」でデビュー。13年から「Shinjiro　Atae」としてソロ活動を行い、17年9月にはオリジナルアパレルブランドも設立し、ブランドプロデューサーとしても活躍。血液型O。