NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の第15回「足固めの儀式」が17日、放送された。佐藤浩市(61)演じる坂東武士の実力者・上総広常は、頼朝政権を盤石とするための陰謀により命を奪われることとなった。同局を通じ、佐藤がコメントを寄せた。
兄貴肌でぶっきらぼうな性格だが、将来のためにこっそり文字の練習に励むなど憎めない姿が描かれた。佐藤は「最初に、本筋とは何か全然関係のないところで、広常のキャラクターが見えるようなシーンがあったらいいね、なんてことを演出陣と話していました。それを三谷幸喜さんが聞いて、できたシーンだったんです」と明かす。「どこか粗野な上総介が、まったく童心のように、未来に対する希望として、それを書いている姿、やっている姿、そういう希望を無残に壊されてしまう悲しさがあると思います」と話す。
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武士を演じることについては「武士、もののふの生活というのは伝聞や歴史に残ったものでしか分からない」としつつ、「僕らの世界にも常に通じるものという、そういうふうな思いとして映ればいいかなと。それがとてもうまくできたから、逆に言えば、広常のたどった運命とつながってみると、ものすごく悲しくなっているんじゃないかと思います」と手応えを語った。
広常の最後については「『何か、俺が間違ってた部分があるかも知れねぇ』という感じです。広常という人は決してすごく学のある人ではなかったにせよ、頭の悪い人ではないんです。戦のやり方も分かっている、人への食い込み方も分かっている。でも『何か、俺は間違ったのか』っていうことをふと思ったときに、義時を見て『お前は俺になるんじゃねぇ』という思いが湧いて、最期のああいう笑顔になったんじゃないかなと思います」と語った。



