女優福本莉子(21)が人気アニメ初の映画版「劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編」(菊地康仁監督、11月25日公開)で声優を務めることが決まった。

演じるのはオリジナルキャラクターのトワ女王。16年の東宝シンデレラグランプリが、クイーンに挑戦だ。

「転生したらスライムだった件」(通称転スラ)は、異世界でスライムに転生した主人公が、仲間とともに戦う物語。小説からスタートし、コミック、アニメ化され、関連書籍はシリーズ累計発行部数は3000万部を超えている。トワ女王は映画版のかぎになる。

福本は「『転スラ』は本当にたくさんの方に愛されている作品なので、劇場版で新しく参加させていただけることはとても光栄なこと」と喜ぶ。製作側は「芯の強さと心の美しさ、かわいらしさを兼ね備えたトワのイメージにぴったり」とオファーした。

当初福本は、プロの声優に交じっての参加に不安もあったようだが「『頑張るぞ!』という気持ちで収録に臨みました」と振り返った。関係者によると、もう1回やらせてください! など志願し、積極的に臨んでいたという。

福本は公開中の映画「今夜、世界からこの恋が消えても」など青春ものへの出演が多いが、異世界ファンタジーで女王役。異色作品にも「自分を犠牲にしても国や仲間を守る、優しさと強さにあふれた女性です。仲間を思う気持ちや絆を感じられる作品になっています」と普遍性を見いだす。公開日は22歳の誕生日。記念の作品になりそうだ。

ほかに内田雄馬、木村昴の出演も決まった。