吉本興業のお笑い養成所、NSCの生徒がその年の首席の座を争う「NSC 大ライブ TOKYO 2023」が14日、都内で開催され、結成約5カ月の江戸ベルトが優勝した。
共に29歳で、北村拓郎はプロダクション人力舎に約5年間所属していた経歴を持ち、相方の桂山裕也もNSC名古屋校で現場監督をしていたという異色のコンビ。桂山は「ここまであんまり結果が出てこなくて、(周囲に)大ライブも(冗談交じりで)首席とるからと悲しい絡みをしてました。優勝しちゃったので、もうかませなくなる」と語り、北村も「うれしいです。テレビとかにいっぱい出られる芸人になりたい」と喜んだ。
イベントはMCをお笑いコンビ、インディアンスが務めたほか、見届け人としてNSC講師として1年間2人も指導していたNONSTYLE石田明(42)、パンクブーブー佐藤哲夫(46)も出席。石田は「2人は最初から能力が高かった。それぞれの個性がぶつかり合っていた時期もあったんですけど、今はすごく見ていてもいいあんばいで、いい突っ込みを出しているなと思いました」と評価を語った。
佐藤も「生徒の中には学生時代から漫才やっている人もいて、みんな最初から結構うまい。でも、どこかしらで見たことあるもののコピーみたいな部分も感じられていたりしました。自分たちの“面白い”をしっかり作りなさいと指導していて、江戸ベルトはそこが強く打ち出されていたと思います。言ってきたことをこういう風にかなえてくれたことがとてもうれしかったですね」と語った。
NSCは大阪校1期生のダウンタウンをはじめ、これまで多くの芸人らが学んできた伝統ある養成所で、今年で42周年を迎える。今大会は東京をはじめ、札幌、名古屋、広島、福岡、沖縄のエリア校の28期生304組が出場し、この日は予選を通過した12組がネタを披露していた。17日には大阪大会も行われ、合計530組以上の卒業生が新たに“芸人”としてのスタートを切っていく。



