俳優味方良介(31)が、映像作品への出演を増やしている。

放送中のNHK「『大奥』Season2 幕末編」(火曜午後10時)で準レギュラー。来年1月26日公開の映画「劇場版 君と世界が終わる日に FINAL」にも出演。自身の環境や、昨年11月結婚した元℃-uteの女優矢島舞美(31)にも感謝しつつ、さらなる飛躍を誓った。

「大奥」では勝義邦(勝海舟)を演じている。「庶民の気持ちも分かる温かさとか、豪快さとかを意識しました」と説明した。「最近映像では大体悪役を演じることが多くて、それも自分の特徴でもあると思うのですごくありがたいんですけど、海舟役で久々に“いいやつ”をできるのもうれしかったです」と笑った。

共演の古川雄大(36)とは、お互い舞台やミュージカル出演経験が豊富で、現場で「映像、どう?」などと会話を交わした。「違うフィールドの話を2人でするのは新鮮でした。同世代の方も多いですし、30になったタイミングで時代劇ができるのもすごくありがたいです」と話した。

11年に俳優デビュー。多数の舞台やミュージカル出演を経て、20年1月のフジテレビ系「教場」でドラマ初出演。以降20本以上の映像作品に出演している。「本当に幸せなことです」と感謝した上で、現状はゲスト出演が多いことを踏まえて「レギュラーとして、現場を1クール過ごすっていう機会を増やしていきたい。悪役でも、いい役でも、爪痕を残していきたいです」と意気込んだ。

結婚して1年。「1人の時は漠然と先のことを考えて悶々とすることがあったんですけど、やっぱりお互い同業なので話せるし、ポジティブになれる。すごく助かります」とうなずいた。矢島と親交の深い明石家さんま(68)にもあいさつしたという。「さんまさんは初対面なのにすごくフランクで、ラジオで自分の名前まで出してくださった。結婚したからこその縁ですし、本当に感謝です」とほほ笑んだ。【横山慧】

◆味方良介(みかた・りょうすけ) 1992年(平4)10月25日、東京都生まれ。2・5次元ミュージカルや「テイクミーアウト」「飛龍伝2020」など多数の舞台に出演。「熱海殺人事件」では主人公の木村伝兵衛役で複数回主演。今月4日放送の日本テレビ系ドラマ「ゼイチョー~『払えない』にはワケがある~」にも出演。趣味は舞台鑑賞。176センチ。血液型A。