大手芸能事務所ワタナベエンターテインメントからの退社を発表した志尊淳(28)が29日、自身のX(旧ツイッター)とインスタグラムを更新。退社について言及した。より強い責任を持って仕事に取り組みたいという志尊の意志も尊重され、円満退社に至ったという。今後は同事務所も出資する個人事務所を設立し、芸能活動を継続していく。

志尊はインスタグラムで「いつも応援してくださっている皆様・いつもお世話になっている皆様にお知らせです」と書き出し、「突然のお知らせになってしまい、申し訳ありません。2023年12月31日をもちまして、2011年から12年間お世話になりました、株式会社ワタナベエンターテインメントとの専属契約を終了し、今後は志尊淳個人としてやっていくことになりました」と報告。続けて「ここ数年、病などいろいろなことを経験し、自分自身の仕事観・人生観が変わり、これからはこれまで以上に責任を持ち、いろんなことに挑戦していきたいと考えるようになりました。この意見をワタナベエンターテインメントは尊重してくださり、これからやっていく僕の個人会社に出資をしてくださるという形で変わらず見守っていただくことになりました。15歳の何者でもない僕を拾ってくださり、こんなに沢山のことを経験させていただき、学ばせていただき、沢山の人に応援していただけるようになったのもワタナベエンターテインメントの皆さんのご尽力あってのことです。僕の芸能人生、そして僕の人生の約半分はワタナベの皆さんと共に形成されました。これからは恩返しをという気持ちを持って今まで以上に精進していきたいと思っています。本当にお世話になりました。ありがとうございました」と長年所属した事務所への感謝をつづった。

◆志尊淳(しそん・じゅん)本名同じ。1995年(平7)3月5日、東京都生まれ。11年、ミュージカル「テニスの王子様」で俳優デビュー。14年テレビ朝日系「烈車戦隊トッキュウジャー」の主演を務める。17年「春のめざめ」で舞台初主演。18年「半分、青い」で朝ドラ初出演。21年「青天を衝け」で大河ドラマ初終演。24年3月、映画「52ヘルツのクジラたち」の公開が控えている。