自民党の鈴木宗男参院議員は12日、参議院国際問題に関する調査会会長として、来日中のロシアのミハイル・シュビトコイ大統領特別代表(国際文化協力担当)と国会内で面会し、2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻後、悪化している日ロ関係の今後などについて意見交換した。
シュビトコイ氏はプーチン大統領の側近で、安倍晋三元首相の国葬にロシア代表として参列した。今回は、今年20周年となるロシア文化フェスティバルへの出席のため来日しており、面会にはノズドリェフ駐日大使らロシア側関係者も同席した。
宗男氏は、「今年は1956年の日ソ共同宣言から70年の節目の年。新たな日ロ関係を開いていきたい。日本には『遠くの親戚より近くの他人』という言葉があるが、ロシアは大事な隣国だ」と呼び掛け、「ロシアは世界一のエネルギー資源大国で、日本は世界一の応用技術を持っている。ジョイントすれば、世界の安定、平和に貢献できる。文化交流だけでなく、経済や政治の対話も進めていきたい」と意欲を示した。
宗男氏は今月上旬にロシアを訪問。その際に会談したルデンコ外務次官から、今年7月にフィリピンで行われる予定の東南アジア諸国連合(ASEAN)関連外相会議に合わせて、日本側の希望があれば、4年あまり途絶えている日ロ外相会談を行う用意があると伝えられたことを明かしている。この日、シュビトコイ氏からも、日ロ外相会談に向けた地ならしとしての次官級会談の提案を受けた。宗男氏は「安倍総理とプーチン大統領の時代(の日ロ関係)は未来志向だった。何とかそのレベルに戻すスタートを切りたい」などと応じた。
この日は、ロシア側から日本の外務省を通じて面会の申し出があったという。宗男氏は、第2次安倍政権でも外相を務め、ロシアのラブロフ外相と会談するなど面識がある茂木敏充外相にも、一連の経緯について説明したいと語った。

