将棋の第44期棋王戦1次予選、藤井聡太五段(15)対牧野光則五段(29)戦が8日、関西将棋会館で行われた。昨年、公式戦29連勝の新記録を樹立し、将棋界初の「中学生五段」に昇段した藤井が通算63勝目を目指す。
振り駒の結果、藤井が後手に決まった。午前10時、お互いに深々と一礼し、対局を始めた。両者の対戦は初めて。牧野は約2分を消費し、角道を開けた。藤井は飛車先の歩をついた。
藤井は1日の第76期名人戦・順位戦C級2組9回戦で梶浦宏孝四段(22)を下して9連勝。単独首位を守り、最終10回戦を待たず、C級1組への昇級を決めた。同時にC2からC1に上がれば即日昇段という規定を満たし、五段に昇段した。5日の王将戦1次予選の南芳一九段(54)との対局では大熱戦を制し、昇段後初勝利を飾った。
藤井は17日に第11回朝日杯オープンの準決勝で羽生善治竜王(47)と対戦する。大一番を前に、連勝を伸ばし、さらに勢いをつけたい。持ち時間は各4時間、夜には決着する見込み。

