4月29日から5月6日まで、新型コロナウイルスの感染・拡大を防ぐ対策として8日間の全便運休を実施している東京湾フェリーは1日、運休期間の明ける7日以降に非常事態宣言が継続されても、運行を再開することを明らかにした。

東京湾フェリーは、神奈川・久里浜港と千葉・金谷港を片道40分で結んでおり、再開後は今月22日まで久里浜発午前6時20分を始発として、往復6便を予定している。

非常事態宣言が解けなくても営業再開をする理由として「観光目的ではなく生活航路として使っていただいている実情もある。在宅勤務のできない製造業などの職種もあったりする」との見解を示し、さらに「4月は前年度比で8割以上の減収で、みなさん不要不急の事態であることをご理解されていると判断した」と説明した。

また、「3密」対策として1便での乗車定員は通常の680人の30%の200人に制限して運行するとしている。

なお、23日以降の運行ダイヤは、今後の新型コロナウイルスの感染状況などを鑑みて、18日午前9時に発表するとした。【寺沢卓】