東武鉄道(本社・東京都墨田区)は11日、東京・浅草と栃木・東武日光、鬼怒川温泉間を結ぶ特急「スペーシア」の後継モデルとなる新型車両を2023年に導入すると発表した。6両編成で、座席は212席。コンセプトは「Connect&Updatable~その人と、その時と、つながり続けるスペーシア~」。物理的なつながりだけではなく、さまざまな情報やサービスを提供することで、車両に乗って、栃木県の日光・鬼怒川地区へと行きたくなる特急を目指す。

車両の外観は白とする。栃木・日光東照宮の陽明門などに塗られた「胡粉(ごふん)」を思わせる高貴な白をイメージした。座席も現行の個室のほか、ラウンジなどの座席を用意する。現在のスペーシアと比べ、二酸化炭素(CO2)の排出量も最大40%削減する。運行時に使う電力をすべて再生可能エネルギー由来の電力に置き換えることで、「国際エコリゾート日光」の実現にも寄与する。

スペーシアは1990年(平2)、デラックスロマンスカー「きぬ」「けごん」の後継車両として導入された。沿線最大の観光地でもある日光・鬼怒川地区への輸送の中心的な役割を果たしてきた。4年前に導入された特急「リバティ」とともに、東武の看板特急として人気を博してきた。

今回スペーシアが築いてきたブランドイメージを維持、継承しつつ、より上質な車両を導入することで、さらなる観光需要を掘り起こす。