こんにちは。先週のコラムでもご紹介させて頂いた今年のロイヤルアスコット開催ですが、日本でもおなじみのライアン(ビュレット)ムーア騎手が、フランキー・デットーリ騎手の勝利記録を抜き、現役騎手での最多勝利の記録を塗り替えました。歴代では単独2位となり、今後の活躍次第では、歴代1位も夢ではないかもしれません。
また、今回の開催では、こちらも日本のファンの方々にはおなじみのマーフィー騎手も非常に活躍が目立ちました。長い騎乗停止から昨年復帰しましたが、個人的にはその後さらに騎乗技術が向上していると感じます。特に、今年の年始にアメリカのフロリダで騎乗した経験が彼にとって非常にプラスになっており、ムチの持ち替えが以前より早くなったり、馬がブレない走りをさせられるようになったりとさまざまな点で成長が感じられます。そんな中でも、今開催後に本人と話をした時に、勝ったレースの話ではなく負けたレースの話を悔しそうに語っていたのが印象的でした。日本で短期免許を取得していた時からそうだったのですが、この向上心こそが彼の素晴らしい点であり、騎手として進化していく原動力です。どれだけ活躍しても変わらない姿に、私は何かホッとしました。今年の英国リーディングでも首位をキープしているので、是非英国リーディングを獲得して、近い将来日本に戻ってきてほしいと願います。進化した彼と日本のジョッキー達がどんな闘いを見せるのか、今からとても楽しみです。
話は変わって、先週の宝塚記念ですが、菅原明良騎手が初G1制覇を達成し、また新たに楽しみな若手騎手が現れたと思います。今年の下半期で、どれほど勝ち星を伸ばして活躍してくれるか本当に楽しみです。現在、世界競馬の中で日本ほど有能な若手騎手がたくさんいる国はないと私は思っているので、より一層多くの騎手たちに飛躍していってほしいです。来週から始まる夏のローカル開催では、是非若手騎手達を特に注目して馬券購入の参考にしていただけたらと思います。
最後に、オシェアさんは先週末を最後に今回の短期免許期間が終了しました。なかなか勝つ姿を見せることができませんでしたが、今後の彼の騎手人生の中で少しでもこの経験が生きる事を願います。皆さま、たくさんの応援をありがとうございました。(レースホースコーディネーター)



