こんにちは。今週のコラムは、私自身にとって500回の節目のコラムになります。また、サウジアラビアでは日本チームが素晴らしい結果を出すことができ、非常にうれしい気持ちでいっぱいです。

特にサウジカップは、最後の直線400メートルが世界の競馬史に残るようなドラマチックな激戦になったと思います。

サウジCを制したフォーエバーヤング(撮影・安藤裕)
サウジCを制したフォーエバーヤング(撮影・安藤裕)
ネオムターフCを制したシンエンペラーと吉田助手(撮影・安藤裕)
ネオムターフCを制したシンエンペラーと吉田助手(撮影・安藤裕)
坂井瑠星騎手とシンエンペラーとフォーエバーヤング(撮影・安藤裕)
坂井瑠星騎手とシンエンペラーとフォーエバーヤング(撮影・安藤裕)

4コーナーからロマンチックウォリアーが捲り気味に仕掛け、直線で一気に加速しながら、内のフォーエバーヤングの進路を締めるような位置取りで動きを止めようとしました。そんな中、坂井騎手は冷静に外に進路を移して手前を変えて、フォーエバーヤングをトップスピードへ上げてゴール前までの激戦を制してくれました。4コーナーから直線の所は、ロマンチックウォリアーのさすがの動きに一瞬、声が出なくなりましたが、その後はチームの誰もが諦めずに声援を送り続け、最後には競馬場全体と喜びを共有出来た事は本当に感動しました。

サウジC、レース前のロマンチックウォリアー(撮影・安藤裕)
サウジC、レース前のロマンチックウォリアー(撮影・安藤裕)
1351ターフスプリントに向かうテンハッピーローズ(撮影・安藤裕)
1351ターフスプリントに向かうテンハッピーローズ(撮影・安藤裕)
サウジCデーのパドックで左からマーフィー騎手、坂口師と安藤裕氏
サウジCデーのパドックで左からマーフィー騎手、坂口師と安藤裕氏

そして、坂井騎手にとっては意外にも初海外G1制覇となり、うれしいことずくめのサウジカップとなりました。

他にも、日本馬で最初の勝利を飾ってくれたシンエンペラーはさすがの能力を感じさせる走りで、チーム全体に勢いをつけてくれました。また、個人的にはオイシン・マーフィー騎手がビザンチンドリームとともに勝利し、BCディスタフ制覇(マルシュロレーヌ)以来、久しぶりに日本馬とのコンビで勝ってくれた事も非常にうれしかったです。2018年にオーストラリアでの武者修行を終え帰国した坂井騎手と、日本へ初短期免許で来日するマーフィー騎手が出会った時に、私が2人に「いつか世界のビッグレースで一緒に活躍する日を夢見ている」と伝えた事が、8年越しでかなった一日となりました。今週は、坂井騎手の代打でマーフィー騎手がドバイで行われるスーパーサタデーに騎乗しますが、今後もこの2人が世界的に活躍して欲しいと願うばかりです。

ドバイで左からマーフィー騎手、安藤氏、矢作師、坂井瑠星騎手
ドバイで左からマーフィー騎手、安藤氏、矢作師、坂井瑠星騎手
22年夏の英国で左から安藤氏、坂井瑠星騎手、マーフィー騎手
22年夏の英国で左から安藤氏、坂井瑠星騎手、マーフィー騎手
香港で坂井瑠星騎手とマーフィー騎手が初対面したときの写真です。右が安藤氏
香港で坂井瑠星騎手とマーフィー騎手が初対面したときの写真です。右が安藤氏

皆さま、夜遅くまでサウジカップデーの応援ありがとうございました。4月のドバイワールドカップデーが今から待ち遠しいですね。

また、コラムも次は1000回を目指して皆さまに楽しんでもらえるコラムを書き続けたいと思います。こちらも応援のほどよろしくお願いします。

(レースホースコーディネーター)