こんにちは。まずは、先週のプーシャン騎手についてお話したいと思います。

先週は特殊な開催日程のため、土曜日は福島、日曜日と月曜日は東京競馬場で騎乗しました。初めての福島競馬場でこそ勝利を挙げることができませんでしたが、その後の東京競馬場では合計4勝を挙げることができました。福島では東北地方独特の冷たい風を受け、「空気の澄んだ感じや寒さがフランスに似ている」と話していました。

月曜日の競馬後には内田博幸騎手に夕食へ連れて行っていただきました。内田騎手は、プーシャン騎手が初勝利した際に馬上ですぐにハイタッチをしてくださった方で、普段から色々と気にかけてくださっている先輩です。さらに、内田騎手の息子さんである祐誠くんは語学が堪能で、英語・スペイン語・イタリア語・フランス語の4カ国語を話せるとのことで、プーシャン騎手とフランス語で楽しそうに会話している姿がとても印象的でした。日本では慣れない英語を使っているプーシャン騎手にとって、母国語で会話できる時間は良い息抜きになったと思います。内田騎手親子には感謝の気持ちでいっぱいです。

今週末は土曜日に初めての京都競馬場で騎乗させていただきます。そして、日曜日はいよいよ日本が誇る国際レース、ジャパンカップが行われます。私の騎手通訳としての最大目標レースであり、2019年にマーフィー騎手と勝った時の事は今でも鮮明に覚えています。今年はプーシャン騎手とドゥレッツァとのコンビで挑戦出来る事に非常にワクワクしています。先週のドゥレッツァとの追い切りで初コンタクトをした時は少し不満の残る動きとのことでしたが、このクラスの馬は競馬に向けて自分で身体を作ることができますし、レース当日はいい状態で出て来てくれると信じています。

プーシャン騎手にとって相手の筆頭は、フランスから来日する欧州チャンピオンのカランダガンです。プーシャン騎手曰く、東京競馬場の芝コースと馬場状態はカランダガンにとって問題ないとのことで、管理するグラファール師も去年ゴリアットでレースを経験しているので、かなりのアドバンテージになると思います。他には、3歳勢も有力ですが、個人的には今年の海外遠征でお世話をさせていただいたダノンデサイル、シンエンペラーに是非素晴らしい走りをして欲しいと祈っています。

今年のジャパンカップは、豪華な日本勢対欧州トップという形で、世界的注目も大きいレースだと思うので、ワクワクが止まりません。ファンの皆様も是非注目してください。ファンの皆様の声援とお気持ちは、いつもプーシャン騎手に届いており、本人もとても喜んでいます。今後とも温かいご声援のほど、よろしくお願いします。(レースホースコーディネーター)

内田博幸騎手と夕食。プーシャン騎手もうれしそうです
内田博幸騎手と夕食。プーシャン騎手もうれしそうです