エフフォーリア、ヴェラアズール、デアリングタクトなど、名だたるG1馬に出資してきたKAZFORIA氏が、出資馬を選択する上での着眼点を解説します。(毎週火曜日、木曜日更新予定)

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胴の太さも、馬体のバランスを考える上で重要である。一般に胴が太くて短い馬は短距離向き、胴が細くて長い馬は長距離向きと言われている。

胴が太過ぎて馬体に重さを感じる馬は速く走るのが難しいことも多い。逆に胴が細過ぎる馬もパワー不足で速く走れないことが多い。そこで胴の太さについては細過ぎず太過ぎず、胴全体が身のつまったウインナーのように見える、やや細めの馬がベターと考えている。ドゥラメンテ、アーモンドアイ、メジャーエンブレムなどの募集写真はよく見えた。

募集馬の写真を何頭も見ていれば、胴の太さが千差万別なことが分かるし、胴が太い馬か細い馬かも感覚的につかめてくると思う。

あとは、おなかの下のライン(腹線)も重要と考えており、前脚のつけ根から後ろ脚の付け根にかけ、腹線が緩やかなカーブで上昇している馬がいい。

カーブの上昇が少ないずんどうの馬や、おなかがポテッと垂れている馬は好みではなく、許容範囲を超えた場合は様子をみるようにしている。これは見た目のバランスだけではなく、馬の内臓機能にも関係するからである。

馬は腸がかなり長いため疝痛(せんつう)を起こしやすく、特にずんどうや腹ポテの馬ほど腸が長いことが多くそのリスクも高まる。疝痛は重症化して手術や長期休養を余儀なくされることもよくあり、命にかかわることも少なくない。

一口馬主2年目のキャロットクラブ出資馬に、ディープインパクト産駒のレプランシュと言う馬がおり、2歳で2勝してきさらぎ賞2着。初クラシック出走かと大いに意気込んだが、毎日杯を前に疝痛で無念の頓挫。牧場の人によると、背中が山のようにとがるほど馬体が減ってしまう重症だったらしい。8か月以上の長期休養を余儀なくされ、その後活躍することは難しかった。

そこでパンフ写真を改めて見ると、腹部がずんどうで垂れていることに気づいたが後の祭りだった。