エフフォーリア、ヴェラアズール、デアリングタクトなど、名だたるG1馬に出資してきたKAZFORIA氏が、出資馬を選択する上での着眼点を解説します。(毎週火曜日、木曜日更新予定)

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補強的要素としてだが、後脚の「蹴る力の強さ」も見る。蹴る力が強い馬の方が一歩も大きくなるだろうし、スピードも出やすいだろうという観点からである。

横からの映像で後ろ脚の動きに注目すると、後ろ脚は大体、(1)曲げて地につけ(2)伸ばし(3)蹴り(4)踏み込むという4つの動きの繰り返しであることが分かる。

まずこの3番目の、後脚の蹄(ひづめ)が地面を蹴って地面から離れる瞬間の飛節の動きに注目する。多くの馬の飛節が「カクン」(右に進んでいる馬なら、右後ろ足が伸び切って地面から離れる際、蹴る力で飛節が鋭く曲がる様子※編集者注)となるのが分かるだろうが、このカクンが鋭く大きい馬ほど、蹴る力も強いと考えて高評価している。ディープインパクトは、このカクンがかなり鋭く大きかったと思う。

カクンが小さい馬やカクンがほとんど感じられない馬は、蹴る力の弱さにつながると考えられる。ただ名馬でもカクンがほとんどない馬もいるので、必須要素とまでは考えていない。

次に後ろからの撮影画面で、後ろ脚の蹄の返しを確認する。地面を蹴る際の蹄の返しが、シャキンと鋭くて速い感じの馬はプラス材料である。逆に蹄の返しをかなり遅く感じたり鈍く感じたりする馬は注意するようにしている。

なお一般的に、芝を歩く場合よりコンクリートなどの硬い路面を歩く方がカクンや蹄の返しが鋭く見え、また歩く速度が遅いとカクンや蹄の返しは鈍くなりがちなので、その点の注意は必要だと思う。

2022年度キャロットクラブ募集馬では、レーヴドゥラメール21が、飛節のカクンと後ろ蹄の返し共に良く感じた。可能な方はご覧いただきたい。