スマイルウィ(牡7、張田)がオーバルスプリントでダートグレード初制覇を果たした。10着に敗れた前走のスパーキングサマーCは3歳時以来の2桁着順。手綱を託されてからは4着以下がなかった矢野騎手は初の大敗に「しくしく泣いていました」と話していたが、そこから1カ月少々での変わり身。「よくここまで持ち上げてきてくれたなと。感謝しかないです」と陣営に頭を下げていた。
昨年のさきたま杯2着に始まり、続く昨年のオーバルスプリントも2着。今年は初の他地区遠征となった名古屋のかきつばた記念で3着。ダートグレードにも手が届きそうなところまで来ていたが、その後は態勢が整わず、かしわ記念からさきたま杯という計画を断念していた。当初は秋初戦に予定していたオーバルスプリントに向け、約5カ月ぶりにスパーキングサマーCを使われ再始動。張田師は「顔色を見ながらやってきた」。最終追い切りでは6連勝中のムエックスとの併せ馬で態勢を整えた。
復調途上での勝利。師も次に向けては「まだ上がるでしょう」と話す。当初の計画なら佐賀1400メートルのJBCスプリントだが「デカいからね。570キロぐらいあるから状態を考えながらやらないと」と慎重。次走の検討も顔色を見ながらになりそうだ。【牛山基康】



