11月4日(土曜)のブリーダーズカップまで、あと1週となりました。
日本馬はこれまでで最多となる9頭が遠征。馬券発売されるBCクラシックにはウシュバテソーロとデルマソトガケ、BCターフにシャフリヤール、BCマイルにはソングラインとウインカーネリアン、そして、牝馬限定のBCフィリー&メアターフにはウインマリリンが出走予定。馬券発売はありませんがBCターフスプリントにジャスパークローネ、BCフィリー&メアスプリントにメイケイエール、BCジュベナイルにはエコロネオがチャレンジします。
4つの馬券発売レースの有力候補を紹介しましょう。
【BCクラシック】
人気は地元の3歳勢が集めています。1番人気は3冠最後のG1ベルモントSと“真夏のダービー”G1トラヴァーズSを連勝中のアルカンジェロ(牡3、父アロゲート)、2番人気は9月のG1パシフィッククラシックを逃げ切ったアラビアンナイト(牡3、父アンクルモー)、3番人気は7月のG1ハスキルSでアラビアンナイトやケンタッキーダービー馬メイジを退けたゴーロケットライド(牡3、父キャンディライド)。夏以降に頭角を現した馬に期待が集まっています。G1ドバイワールドCで米国の一線級を退けたウシュバテソーロ(牡6、父オルフェーヴル)は4番手評価、G1ホイットニーS優勝の古馬ホワイトアバリオ(牡4、父レースデイ)が5番人気。G2・UAEダービーを差しきったデルマソトガケ(牡3、父マインドユアビスケッツ)は久々が嫌われてか、人気がありません。
【BCターフ】
G1愛チャンピオンSを制して、ここに狙いを定めたオーギュストロダン(牡3、父ディープインパクト)が1番人気です。G1英チャンピオンSを道悪で回避して臨むモスターダフ(牡5、父フランケル)がこれを追いかけています。地元代表は5月のG1ターフクラシックSを皮切りに異なる距離で芝G1を3連勝中のアップトゥザマーク(牡4、父ノットディスタイム)。G1英チャンピオンSの勝ち馬のキングオブスティール(牡4、父ウートンバセット)が中1週で出走を強行すれば、これも有力馬の1頭に加わります。これ以外では人気のなかったG1凱旋門賞で3着に追い上げたオネスト(牡4、父フランケル)、昨年の3着馬で、G1ジョーハーシュターフクラシックSを連覇して臨む牝馬のウォーライクゴッデス(牝6、父イングリッシュチャンネル)、昨年のG1ドバイシーマクラシック以来、勝ち星から遠ざかっているものの大舞台で巻き返しをかけるシャフリヤール(牡5、父ディープインパクト)も争覇圏内と見られています。
【BCマイル】
安田記念など3つのマイルG1を制し、前走のG2毎日王冠で僅差2着したソングライン(牝5、父キズナ)、重馬場のG1クイーンエリザベス2世Cは9着に終わったものの、今年の欧州マイル路線に君臨するパディントン(牡3、父シユーニ)、それに9月のG1ウッドバインマイルを制し、続くG1クールモアターフマイルで鼻差2着したゴドルフィンのマスターオブザシーズ(せん5、父ドバウィ)の3頭が他を引き離しています。2番手グループには10月14日のG1クイーンエリザベス2世チャレンジCを逃げ切ったモージュ(牝3、父エクシードアンドエクセル)、凱旋門賞当日のG1フォレ賞を制したケリーナ(牝3、父フランケル)、8月のG1フォスターデイヴHに勝ったカサクリード(牡7、父ジミークリード)など。ウインカーネリアン(牡6、父スクリーンヒーロー)は東京新聞杯のように単騎逃げに持ち込みたいところです。
【BCフィリー&メアターフ】
G1を連勝して臨むインスパイラル(牝4、父フランケル)が1番人気。昨年の2着馬で、今年はG1で2勝、2着2回の米国牝馬インイタリアン(牝5、父ドバウィ)、G1のヨークシャーオークスとヴェルメイユ賞を連勝し、秋はここ一本に絞ったウォームハート(牝3、父ガリレオ)の2頭が差なく続いています。G1のビヴァリーDSとE・P・テイラーS優勝のフェヴローヴァー(牝5、父グタイファン)、アルゼンチンからの移籍馬で10月7日のG2ロデオドライヴSを制したディディア(牝5、父オーペン)も争覇圏。3歳時にG1オークスで2着し、昨年はG1香港ヴァーズを制しているウインマリリン(牝6、父スクリーンヒーロー)に穴馬の資格があります。
(ターフライター奥野庸介)
※競走成績などは2023年10月26日現在



