松阪バンク初登場の安谷屋将志(28=沖縄)が連勝でA級決勝に勝ち上がった。

 普通、沖縄登録選手は九州、中四国までで、中部のあっせんは珍しい。安谷屋は「冬場はどこも寒いけど、松阪の寒さは別格。風も強いし」と、思わず愚痴も。しかし、バンク自体は走りやすいそうだ。練習は山崎芳仁とほぼマンツーマン。「山崎さんがサイズを間違ってでっかく作っちゃったみたいで、お下がりのフレームに乗ってます。乗り換えて5、6点競走得点も上がりました」とにんまり。なじみがない地区なのに「お客さんがたくさん声援をくれてうれしかった」。決勝は14年4月以来、遠ざかる優勝を目指して自在に立ち回る。